就労継続支援B型事業所じじむげが開所しました。

2022年12月20日(吉日!)、宇治市黄檗駅近くにB型事業所じじむげが開所いたしました。

皆様、はじめまして、一般社団法人素足会代表理事の長井孝行です。

 私は医療法人栄仁会宇治おうばく病院(精神科)が運営する就労移行・定着支援事業所ワークネットきょうとにて臨床心理士・公認心理師として約13年勤務し、精神障害や発達障害のある方の就職の支援を行ってきました。そして、令和4年12月20日より就労継続支援B型“じじむげ”を開所しました。

 法人名の“素足”会は私が座右の書とする『素足の心理療法』(霜山徳爾著/みすず書房)に由来しています。心理療法や支援において様々な理論や技法がありますが、既存の靴(理論や技法)に利用者の方をあてはめるのではなく、あくまで利用者の方々の個々の個性に応じた関り(素足)が必要であるといったことを書いた書籍になります。当法人も利用者の方の個性を大事にしながら利用者の方と一緒に人生を歩んでいければと考えています。

 事業所名の“じじむげ”は、華厳経にある“事事無碍法界(じじむげほっかい)”という概念に由来しており、「現象世界の全ての物事が相互に関連・融即しているが、互いに侵しあうことなく個々が存在し、そのままで真実の世界を完成している」といった意味になります。

 障害のある・なしに関わらず誰しも程度の違いはあれ苦しみや悩み、楽しみ、喜びを持っています。ただ、同じような感情や感覚があるにも関わらず、社会においては障害が「ある」「ない」といった基準でカテゴライズされており、障害者と健常者の十分な相互理解がなされていないように感じています。当事業所の活動を通して利用者の方と地域の方との相互理解を促進し“共生共苦”の社会づくりを行っていければと考えています。

 利用や見学の希望は随時受け付けておりますので、お気軽にご連絡を下さい。

 今後とも何卒宜しくお願い致します。


一般社団法人素足会

代表理事 長井孝行

一般社団法人素足会 就労継続支援B型 じじむげ

宇治市黄檗にある就労継続支援B型事業所